Secret★GIRL-reverse-
「……」
『……』
うん、今のはなかったことにしよう。
『苺李様、もうすぐで学校におつきになります。』
そう言ってミラー越しに苺李をみる。
ぽかんとした顔で俺を見ているが、笑顔でごまかした。
『はい、つきました。』
いつものとこに車を停め……
うわぁお。
なんだあれ。
「あの、若井さん…?」
後ろから恐る恐る苺李が俺の顔をみてくる。
さっきのことで周りが見えていないのか
外の様子に、苺李は全く気づかないようだ。
『どうしましたか?』
俺のことはもういいから。てか外やばいよ。
という気持ちをこめて笑顔でそう言った。
「い、いってきまっス」
『いってらっしゃいませ。』
いろいろと頑張れよ。
苺李が車を降りたのを確認し、ひかるから渡されたアレを準備した。
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