Secret★GIRL-reverse-
だけど…
俺は苺李が好きだ。
小さい頃からずっと。
今
苺李が玲を好きだってこと
はっきり聞いた。
でも俺、諦める気はないよ。
苺李にしっかりふられるまで
気持ちを伝え続けるよ。
後悔、したくないからね。
『スウ…はぁー…』
深呼吸をして
歩きだす。
苺李たちがいるベッドのカーテンに手をかけ
おもいっきり開いた。
『苺李ー、調子はど…玲。』
俺は何も知らないふりをした。
『玲も一緒か…』
あたかも
今保健室に来たばかりのように振る舞う。
「なんだよ、俺がいちゃいけねーのかよ。」
キレ気味の玲に腹がたつけれど、我慢した。
『べつにー、ただ苺李とふたりっきりになろうと思ってきたのに玲がいたからさ。…ね、苺李』
「なに?」