Secret★GIRL-reverse-
『玲となにかあったの?』
苺李の顔が赤く、目を泳がせている。
何があったかなんてすぐに察しがつく。
「なっ…なななんで?」
玲をちらっと見ると、呆れたようにため息をついていた。
そんな玲に視線を送っている苺李。
…キスしたんだな、この二人。
そう確信した。
『だって苺李の顔、赤いよ。』
あーもう
本当にムカつく。
こんな可愛い反応をするのも
玲のせいだと思うと
腹がたって仕方がない。
「ね…つのせいだよ?」
必死に誤魔化そうとしている苺李をいじめたくなって、
おでこに手を触れた。
『もう熱くないよ?』
ギクっとする苺李。
「……」
さらに顔を真っ赤にして
ついには何もしゃべらなくなってしまった。