Secret★GIRL-reverse-
ソファーに座り、足を組んだとき、
―――ガチャ
私しかいないリビングの扉がゆっくりと開いた。
部屋に入ってきたのは神だ。
『あ、神…』
………あー
話かけないほうがいいわね。
なんてったってドス黒いオーラを放っているから。
「…。」
神が無言で私の向かいにあるソファーにドカッと座った…
かと思いきや立ち上がった。
そして神が入ってきた扉に近づいていって…
ガチャ、バタン
『出ていくんかい!』
結局何しにきたんだよ!
『まったく…』
日本に帰ってきて早々、久々に彼女と喧嘩でもしたのかしら。
彼女と喧嘩したとき、
よくあーゆー訳のわからない行動をとるから
きっとそうに違いない。
てことで神はしばらくほっとこう。
私は携帯を再び開いて、
電話をかけた。