Secret★GIRL-reverse-
―プル「「もっしもーし!」」
はやッ
ワンコールも鳴ってないし。
『あ、苺那?ひかるだけど』
電話の相手は華城家の長女、苺那。
苺那とは同い年で、小さいころから仲がよかったりする。
「「どぉしたぁ?」」
『相変わらず甘ったるい声ね…』
「「え?なぁに?」」
『いや、あのさ、苺李ちゃんのことなんだけどさ、そっち計画どーなってるの?』
「「あぁ〜、こっちは順調に進んでるよ!」」
『期待してるわよ。』
「「まかせといてっ」」
『弟くんたちはもう知ってるの?』
「「んー、それがさぁ、ママがまだ言うなって」」
『そっか。まぁそれもそうね。知ったらややこしくなりそうだしね、あのロリコン兄弟。』
「「ほんとほんと、いーかげん呆れちゃう。ま、そんな弟も可愛いーんだけどね♪」」
『……』
そーいえば、苺那も少しブラコンなんだっけ…。