Secret★GIRL-reverse-
『おい!苺李!』
え!?ちょっと!なんなんだよ?!
「あ!もしかして、誤解してるんじゃないの!?」
突然焦りだす歌恋。
『…誤解?』
なにを?
「あたしと玲が一緒にいるとこ、苺李ちゃん見てた!」
『それが何だよ?』
ただ俺は歌恋の相談に乗って励ましてただけだし。
「私が苺李ちゃんの立場だったら、絶対誤解するもん!」
そう言って走り出す歌恋。
『ちょっ…歌恋!』
いまいち理解できなかったけど、
誤解しているなら誤解を解かなきゃだ。
俺は教室に入り、
自分の鞄と、苺李と歌恋の鞄を持って歌恋を追いかけた。
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