Secret★GIRL-reverse-
『なぁーに?』
くんじゃねーよ、とか思いつつ笑顔で迎える。
俺の問い掛けにこたえるように
ニコッと笑った女は玲のほうを向く。
「玲様ぁ、さきほどは大丈夫でしたか?お怪我はありませんか?」
玲の心配かよ。
ほっときゃいーのに。
「何が?」
ほら、思ったとーりの冷めた反応。
「花本さんに首を絞められていたではありませんか。」
冷たくされても気にしていないのか、さっきとは別の女がニコニコ笑顔で話している。
「あー全然大丈夫。」
どっかに行けよ。
って 顔に書いてあるぞ、玲。
「まったく、あのお方は乱暴というか…わたくし、花本さんとは関わりたくないわ。」
そう言った女の言葉にカチンとくる。
「……」
『……』
俺も玲も無言。
あやうくキレそうになったところで…
「なぁ、他の女子なんで教室にいないの?」
俺もさっきから気になっていたことを玲が女子に問い掛けた。