Secret★GIRL-reverse-
モニターの向こうでは、シラけた直後にタイミングよくチャイムが鳴り響いている。
私も神も
そしてモニターに写っている翔瑚たちも
唖然と苺李ちゃんをみていた。
そんななか…
『あっはっはっはっ(爆笑)』
突然苺さんが豪快に笑い出した。
…誰かの笑いかたに似てる……………………………………………………………あ!
歌恋だ。あのこの笑いかたもこんな感じ。
『さっすが私の娘ッ
よく言ったわね!それでこそ苺李よッ』
どうやらこちらの声が聞こえるらしく、苺李ちゃんが教室にあるスピーカーを睨んでいる。
「…どーゆうことだよ、クソババァ」
なんと…口が悪い
『だーれがクソババァだ!!?この、クソガキッ』
わーお。親子揃って…
「あ゙ぁ?どーゆうことかって聞いてんだよ!!クソババァ!」
ま、私も人のこといえないけど。
『誰に向かって口聞いてんだよ!クソガキッ』
「「…苺李って、母さんに似たんだな。」」
双子くんがそう言ったのがかすかに聞こえた。
「クソガキじゃねぇ!クソババァ!」
『クソババァじゃねぇ!クソガキ!』
私も神もそう思う。苺李ちゃんは母似。
「「はぁー……苺李と母さん、いい加減にしろよ」」
すげー、双子くんハモったよ。
同じ顔が同じセリフ、
同じタイミングで喧嘩をとめたよ。