Secret★GIRL-reverse-
★光太郎SIDE
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『玲、早く昼食いに行こ』


一言玲にそう言ってイスから立ち上がった。



玲がさっき教室を出ていったときの光景が脳裏に何度もうかぶ。


玲は始めから花本苺李が花城苺李だって気付いてた?


いや、でも普通気付くものか?


見た目全然違うし、変装も完璧っちゃあ完璧だし。


苗字が違っても名前が同じだから苺李本人だって気付いたとか?



そんなことを思いながら歩いていたら


いつのまにかランチルームにたどり着いていた。




『玲』



しばらくの沈黙のあと、玲に確かめようと口を開いた。



「何?」


『…いつから、』


「あ?」


『いつからだ?』



なんの話しなのか
わかっていない様子の玲。


「何が?」


『苺李のこと。』


「……」



俺が何を言いたいのかわかったのか、玲が黙る。



『いつから気付いてた?』



そういうと
玲は視線を下げた。




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