百物語骨董店
智子のうわごとは



徐々にひどくなっていった



…アノヒトガヨンデイル…アノヒトガ…


ひとつ
変わってきたことが



…ゴメンナサイ
…ゴメンナサイ


突然うわごとで
謝りはじめた


しかし
意識が戻らない




智子は何か
悪いことでもしたんだろうか



しきりに
ごめんなさい、を
繰り返している




智子が良くなるには



私が
その店の店主に会わなければならない



なぜか
そう感じていた


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