百物語骨董店
洋風の古ぼけた建物
少し曇りがちなガラス窓にはめ込まれた
薔薇の
ステンドグラス
窓の奥には
オレンジ色の灯が
ともる
…フフフ
……フフフ
…アア タノシイ
少女が
コロコロと笑っている
…アア コンナニ
タノシイ
ヨル ナノニ…
…ソレナノニ
「あの女」
ゾクッとした
中から聞こえてきた
声
今、確か
「あの女」
って 言った
怖い
怖いのに
なぜ
私の手は
扉に手をかけているの?
あぁ
私はまるで
モルヒネをうたれたように
脳内が麻痺している
私は扉を今あける―
ホゥ っと
どこかで
フクロウが鳴いた
少し曇りがちなガラス窓にはめ込まれた
薔薇の
ステンドグラス
窓の奥には
オレンジ色の灯が
ともる
…フフフ
……フフフ
…アア タノシイ
少女が
コロコロと笑っている
…アア コンナニ
タノシイ
ヨル ナノニ…
…ソレナノニ
「あの女」
ゾクッとした
中から聞こえてきた
声
今、確か
「あの女」
って 言った
怖い
怖いのに
なぜ
私の手は
扉に手をかけているの?
あぁ
私はまるで
モルヒネをうたれたように
脳内が麻痺している
私は扉を今あける―
ホゥ っと
どこかで
フクロウが鳴いた