百物語骨董店
小窓の幕が開いた
…そこには
さっきのお人形
片目のない
ブロンドのお人形が
可愛らしく
歌う
ワタシノブルーノ
コノ瞳
瞳ヲミタヒトハ言う
マルデホシゾラノヨウ
マルデホウセキノヨウ
ミンナガ
ウラヤマシイ
ト言う
幕が閉じた
そして
再び幕が
あく
私は
…驚いた
そこには
まるで
智子に
そっくりな
カラクリ人形
「あ、あれは…」
思わず私が声をあげると
「しっ
…黙って
大事なところですよ」
美しい店主が
小窓に注目を
促し
人差し指で
私の唇に触れた
その途端
私の唇は
まるで
縫われたように
閉じられてしまった
…そこには
さっきのお人形
片目のない
ブロンドのお人形が
可愛らしく
歌う
ワタシノブルーノ
コノ瞳
瞳ヲミタヒトハ言う
マルデホシゾラノヨウ
マルデホウセキノヨウ
ミンナガ
ウラヤマシイ
ト言う
幕が閉じた
そして
再び幕が
あく
私は
…驚いた
そこには
まるで
智子に
そっくりな
カラクリ人形
「あ、あれは…」
思わず私が声をあげると
「しっ
…黙って
大事なところですよ」
美しい店主が
小窓に注目を
促し
人差し指で
私の唇に触れた
その途端
私の唇は
まるで
縫われたように
閉じられてしまった