ミケとポチ
紅葉狩り
…いつかは別れるだろう


そんな言葉が度々頭をかすめた。

そうやっていつかやって来る“終わり”に対して心の準備をすることで、自分がこれ以上傷付くのを防ぐ。

もうダメージを受けるのはうんざりだった。




実際、前好きだった人が自分の知り合いと付き合ってるだけでも、結構ダメージは大きかった。

その知り合いの子が自分の席の近くに座った時に限って、彼氏のことをほのめかしたりとか…。

はいはい、ラブラブなのは分かってますから。
まあ、実際どんなお付き合いしてるのか知らないけどー。てか、知りたくもないですよーだ。



まあ、こういうこともたまにあったけど、彼と過ごすうちに前の人への想いはだんだん薄れていった。


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