Mafia〜兄妹を越えた真実(ホント)の約束〜
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「マジで剛君の彼女になったの?」
「うん…あの日怒ったのは、お兄ちゃんを彼氏だと思ってたみたいなの」
次の日、庶務課の仕事を終わらせ莉奈とファミレスにいた。
「でも…なんか気になるなぁ。彼、危険な臭いがする」
クリームソーダのアイスの部分をストローで突きながら莉奈が首を傾げる―。
「剛が危険?大丈夫だよ!約束は守るって」
「そうじゃなくて…何か裏がありそうな、麻里気をつけてよ」
「う、うん」
感のいい莉奈だけに少しだけあの時の不気味な笑顔が脳裏に浮かんだ―。
そして莉奈の予想は的中し猛毒の蛇は長い尻尾をジワリジワリとあたしに巻き付き始めていた―。