Mafia〜兄妹を越えた真実(ホント)の約束〜


お互い黙ったまま夜明け前の月を眺めていた。


「なぁ、麻里一緒に暮らそう」


「え……?一緒に?」


灰皿に置いたままになっていた煙草の灰が静かに落ちる―。


「約束なんてクソくらえや!俺はもうウソはつきたくない」


膝から降り正面からじっとお兄ちゃんを見つめた。


「どうゆうこと……?」










「麻里…お前が好きだ」













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