先生の秘密は恋の予感
彩子に言われた、今さら姉の復讐しても姉は喜ばない。



分かってるよ、だけど俺は許すつもりはないのだ。


本城には今も彼女がいる。



それなのに本城は佳奈実が好き。



又今の彼女を傷付けるつもりなのだろ。



そんなの俺は許さないよ。



俺は本城に見せつけるようにして、もう一度佳奈実にキスをした。



本城が苦笑いをする。



本城は辛いのか。




自分の好きな女が他の男にキスされてるってどうよ。



辛い、苦しい、それとも悲しいのか。



「加納、部室でイチャイチャするのは、他の部員の手前よくないぞ。」


本城が何を言っても、俺は聞くつもりはない。



「それは説教ですか?」



本城先生を次は何で虐めてやろうか。


考えただけで、ゾクゾクした。


何処までも追いつめてやる。






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