先生の秘密は恋の予感
ここではっきりさせたい。



「加納に俺は何かしてのか。お前に恨まれる事をした覚えはないけど。」



何で笑うんだ。



「本城先生は万由美さんと結婚するんですよね?」


え、何。



何で今万由美の話しをするんだ。



意味が分からん。



「本城先生は大学時代の彼女の事覚えています? 」



大学時代適当に遊んでいたが、特定の彼女はいなかった。



大学ではラグビーやってたし、忙しくて彼女は出来ても直ぐに別れてたな。



「加納真理知ってますよね? 」



加納真理、誰だ?


誰の事を言ってる。



全く分からない。



「誰だそれ? 」


本当に知らない。


「俺の姉ですけど。知らないとは言わせませんよ。」


加納に姉貴がいたんだ。



「俺は加納の姉貴なんて知らないよ。」


本当に知らなかった。


「嘘をつかないでくださいよ。本城先生が姉と付き合っていたのは分かってるんでよ。」


え、どういう事なんだ。


「俺がおまえの姉貴と付き合ってたって、誰が言ったんだよ。誰が言ったかしらないけど、俺はおまえの姉貴と付き合った覚えはないよ。」


本当に神に誓ってもいい。


加納の姉貴と付き合った覚えなど全くないのだから。


いくらでも言える。








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