先生の秘密は恋の予感
私は浩平の彼女でもないし。



「浩平は何でこんな女がいいのよ。まだ子供でしょ。」



はい、子供で〜す。



だから、浩平の女なんかじゃないですから。



って言うか帰りたい。



浩平が私の腕を掴む。


「佳奈実は見た目と違いかなりエロいんだ。エッチの時は凄いのなんのってな。そうだろ、佳奈実。」



はぁ、はぁ?


浩平の頭にはそれしかないのか。



やってらんない。



帰らせていただきます。



その時又インターホンがなり、誰かが入って来た。



「浩平、いたなら出て来いよ。」



浩平に抱き締められてる私を見る本城。



何で本城がいるのよ。



「浩平、佳奈実に何してんだよ。」


この状況をどうすれば良いのか。



「あぁ兄貴、佳奈実は俺の女。」



嫌、嫌、違いますから。



「浩平は佳奈実といつから、そんな関係に。」



「今。」



今?



そう今です、確かに。



感心してる場合じゃなかった。


もう、何がなんだか、頭がぐちゃぐちゃだ。







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