先生の秘密は恋の予感
佳奈実に確認することにした。



「佳奈実に聞きたい事あるんだけど、佳奈実のマンションは俺の向かい側にあるだろ。佳奈実いつも俺の事見てなかった?向かいのベランダにカメラ持った怪しい女がいた。



多分間違ってはいないはず。



「俺はのぞかれてるの分かってたから、わざとベランダに出てタバコ吸ってたんだ。俺が女とキスするとこ何回も写真に撮ってたよね。佳奈実はのぞきが趣味なのか。」



佳奈実は驚いて何も言えないようで。


面白い女。



「俺はのぞかれてるのが分かってたんだよね。あんなに可愛い子にのぞかれて、俺かなりラッキーだと思ってたし、
佳奈実だったよな。あののぞき女は。」



俺は怒っていない。



結構のぞかれてるの楽しんでたしね。


スリルがかなりあった。


「ごめんなさい。」



佳奈実が泣きそう。


泣かすつもりなんかなかった。


可愛い顔が台無しだ。


笑って、俺を見てよ。







< 130 / 178 >

この作品をシェア

pagetop