先生の秘密は恋の予感
そんなに怯えないでほしい。



「佳奈実、俺は怒ってないからね。佳奈実の趣味がのぞきだなんて、みんなが知ったら驚くよな。宗平が知ったらどうだろ。」


益々の落ち込んでしまう。


佳奈実の目から大粒の涙が溢れた。


これはかなりの効果が期待される。


「お願い、本城には言わないで。」


佳奈実も宗平が好きなんだ。


でも、俺は二人の邪魔をするよ。



佳奈実は今日から俺の者。



「佳奈実、のぞきの事は誰にも言わないし。勿論宗平にも言わないよ。その変わり俺の女になれ、嫌とは言わせない。いいな佳奈実。」



おまえは今日から俺の女。


佳奈実は心配するな、他の女とはみんな縁を切る。



俺は佳奈実一筋になるから安心しろ。



佳奈実、俺は本気だよ。


本気の恋をすることにした。


佳奈実となら絶対上手く行くはずだから。


「佳奈実に拒否権はない。」


嫌がる佳奈実を無理矢理抱き寄せた。


好きだよ、佳奈実。


俺に本気の恋を教えてほしい。










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