先生の秘密は恋の予感
なんでこうなるよ。



結局、無理矢理浩平の部屋に連れ込まれた。



もう、本当にやだ。


泣きたい。



「佳奈実ちゃん、そんなに怖がらないでよ。俺は佳奈実ちゃんにはマジだから、手だしたりしない。俺はこんなだけど好きな女は大切にするからさ。」



どうして、好きな女が私になる訳。



私たち初対面だよね?



なのに、何故、好きだなんていえるのよ。


分からない。




ホスト野郎の浩平のいい加減さに、腹が立つ。



もう、どうにでもなれ。


「あのさぁ、浩平さんは別に私が好きなんじゃないよ。ただ本城先生に意地悪したいだけですよね。」



ほら、図星で何もいえないでしょ。


単純な浩平の気持ちはまるわかりですから。


本城先生を恨む前に、自分の間違った考え方を直した方が良いと思います。


血の繋がった兄弟なのだから。


絶対、わかり合えます。








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