先生の秘密は恋の予感
今すぐに付き合う事を止めたいと本気で思ってしまった。



「圭一はよけいな事を言うなよ。佳奈実が不安になるだろ。」



もう、充分に不安です。



そして、加納先輩の彼女を止めたい。



私はゴタゴタに巻き込まれるのが大嫌い。



加納先輩が私の頭をなぜる。



「佳奈実は俺を信じて、佳奈実には一切手を出させないから、俺が命掛けて守る。」


本当に加納先輩を信じていいんですよね。



「加納先輩、絶対守って下さいね。」



加納先輩が私がポニーテールしてる髪を触る。



「ポニーテールの佳奈実は本当に可愛い。約束する、美夏が佳奈実に何かしたら、女だって容赦はしない。」


こうなったら、加納先輩を信じるしかない。



「俺の事を加納先輩でなくて、岬って呼んでほしい。」



ちょっと恥ずかしいけど、岬って呼べばいいんですね。



この時の私は、彩子さんの事を私はすっかり忘れていた。


本当に私はバカだ。








< 43 / 178 >

この作品をシェア

pagetop