先生の秘密は恋の予感
「本城先生は万由子さんと結婚するんですね。こんな綺麗な万由美さんと結婚出来るなんて、本城先生は幸せです。」


本城先生も本当に望んでるの。


ホスト野郎は何も言わない。



「俺はまだ結婚は早いと思ってる。」



「宗平もう30よ、私も28になるし、私は今年中に結婚したい。」



何故か答えないホスト野郎。



何、この感じ。



嬉しそうに笑う万由美さんに対して、難しそうな顔をするホスト野郎。



「俺はまだ結婚は考えてない。」



「いいのよ。私にみんな任せて、全部私が一人で決めるから。私たちは結婚するのよ。」



岬が私を見た。



私にふられても困ります。



「本城先生、俺たちは試合なんで行きます。佳奈実は俺について来て。」



私は慌てて岬について行こうとして、昨日痛めた足を又引っ掛けて転んでしまう。



ホスト野郎が私に近づいてきた。


「佳奈実、大丈夫か? 」


大丈夫だし。


「平気だよ。彼女に何故か睨まれてるけど。」


「万由美は凄い焼きもち妬きだからな。」


本城先生、私に構わず万由美さんの所へ行ってください。


怖くて、万由子さんの顔が見れないです。


本当にやだ。








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