先生の秘密は恋の予感
止めてよ、こんなホスト野郎と誤解されるのはごめんだ。



「本城先生、私から離れて下さい。万由美さんに疑われたくありませんから。離れなさいよ。」


何故か、笑うホスト野郎。



「佳奈実は可愛いなぁ。加納が羨ましいよ。」



生徒口説く気。


そんなわけないか。


でも、あのホスト野郎だし。



「万由美は表裏が激しくて、口であんな事言う癖に、焼きもち半端なくて、もの凄い束縛。携帯はチェックされるし、もう、万由美といる事に疲れた。」


生徒に愚痴ってどうしたい訳。


はぁ、だからホスト野郎は浮気してるの。



聞いてみたいけど、聞けない。



でも、聞きたい。



「ねぇ、本城浮気でもしてみたら。」



「佳奈実と。」



な、なんでそうなるの!



何考えてんだよ。


このホスト野郎。



ここは一発殴って置かないと。



「佳奈実、痛い。」



ホスト野郎は何人と浮気するつもりなんだ。



「私はあなたの何人かいる浮気相手の一人になるなんて、絶対無理です。」


なんで、そんなに顔をするわけ。


こっちは、本城が色んな女といる野老をこの目で見てますから。


ごまかしても駄目です。








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