先生の秘密は恋の予感
さっきからずっと加東に見つめられぱなし。


加東って結構いい男なんだ。


目は細目てちょっと怖いかも。



でも、全体的にはう〜んイケメン野郎の方がいいかな。



うん、ホスト野郎を思い出した。



あ、まだ授業中だったけ。



加東は今日は授業はないのか?



「おい、佳奈実、難しい顔をするな。」



「だって、退屈だし。」



「昼休みにパンを買ってやるから、我慢しろ。」



「パンだけ。」



「文句言うなら、買ってやらない。」



私が加東を見つめると。


「佳奈実は俺を誘ってるのか?」



誘うって、誰が何を?


意味が分かりませんが。



「なぁ、一回ぐらいしてもいいぞ。」



してもいいって、何を?



まさかキスですか。



「俺とエッチしてみる?」


エッチって、あのエッチだよね。


何言ってるんじゃぁコラ!



加東を睨むと。


「佳奈実はしたことないんだろ。」



煩いわ。



黙れ、エロ教師。


訴えてやる。








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