何度でも Lovin' you!~season 2~
ふわっ…
えっ…
勇輝に抱きしめられた。
『泣けよ、ずっと我慢してきたんだろ?
泣いて何もかも忘れてしまえ…
でもこれだけは覚えておけよ。
お前はひとりじゃない…
お前には俺がいる。
だから思いっきり泣け…』
勇輝の私を抱きしめる腕に力が入る。
あんなに泣いたのに、
もう涙なんか枯れ果ててしまったと思うくらいに泣いたのに…
私は勇輝の背中に腕を回すと、勇輝の胸に顔を埋め、号泣した。
勇輝の私の髪、背中を撫でる手が心地良い…
降りしきる雨の中、私と勇輝は傘も挿さずに抱き合った。
勇輝、
あなたが好き。
あなたを愛してる。
伝えられない想いを心の中で何度も何度も叫んだ。