何度でも Lovin' you!~season 2~
俺の言葉に優季は、
『そっか…お客さんなんだ…』
力なく呟くと、再びテレビ画面に視線を移した。
テレビでは、社長の会社での仕事の様子や、プライベートでの豪邸での優雅な暮らしぶりが映し出された。
さすがは社長…クラブ『ナイト』の大口出資者だけのことはある。
金の使い方がハンパじゃねーよ!!!
優季を見ると、食い入るようにテレビ画面の中の社長を観ていた。
さっき、『素敵な人』なんて言ってたから、気になるのだろうか?
『やっぱり今日は早く支度して出勤した方がいいわよ。去年できなかった鬱憤晴らすためにも、気合い入れないとね。』
なんて言いながら、俺を部屋から追い出した。