何度でも Lovin' you!~season 2~



『野島さん、良かった…意識が戻って。』

『早く元気になってくださいよ。白川主任の暴走を止められるのは、野島さんしかいないんですから。』



みんな私のことを心配してくれている。


そして、私のことを必要としてくれている…


何だか胸が熱くなってきた。



「みんな…迷惑かけちゃって…ごめんなさい…」


数えきれないくらいの涙が頬に落ちていった。


温かい涙だった。



『ちょっと、みんなひどいじゃない?いつ私が暴走したって?』


洋子主任がスタッフに詰め寄る。


「いつも暴走しているじゃないですか。

やっぱり私がいないとダメなんですね?仕事もプライベートも…

師長も彼氏も止められないんですから。」


蛇に睨まれたカエルのように怯えるスタッフを援護するようにチクリと言った。




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