何度でも Lovin' you!~season 2~



何だか自分の中にわだかまっていたものが、少しずつ溶かされていくように心が軽くなっていくのがわかった。


それが何だか心地良くて私は眠りについた…


……はずだったけれど、


バタバタと駆け込む音と同時に、バシッ!という叩く音がして、


『ってーーー!』


聞き覚えのある声がした。



もしかして…


重たいまぶたをゆっくりと開けると、



『コラッ、勇輝、邪魔するな!!!治療できないでしょうが!!!』


ベッドサイドで勇輝が洋子主任に怒られていた。




「だって、洋子さん、優季は…
優季は…」


勇輝はパニックに陥っているようだった。


絶対勘違いしている。


もう、勝手に殺さないでよ…。




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