何度でも Lovin' you!~season 2~
勇輝は、更に畳み掛けるように言った。
『だって、こんな所で…しかも
俺達ギャラリーがいる中で、プロポーズなんて普通しないだろ?
いくら洋子さんに頭が上がらないオーナーでも、プロポーズする時は、伝説のNo.1ホストらしく決めてくるだろうからな。』
確かに…
納得したら、何だか疲れがどっと出た。
『おい、大丈夫か?』
勇輝が私の額に手を当てた。
ドクン!という胸の高鳴りと共に、額に全身の血液が集まってしまったみたいにカァーッと熱くなった。
熱のせいなのか、勇輝の手が冷たく感じられた。
冷たくて、優しく私に触れる勇輝の手が心地良かった。