何度でも Lovin' you!~season 2~
『まだ熱があるな…おとなしく寝てろよ。』
おとなしくって…
子供じゃあるまいし…
でも…
今ならわかる。
真夏に雨に打たれても、風邪をひくのだから、あの時私がとった行動は、自殺行為に等しかったということを…
「勇輝、本当にごめん…心配かけちゃって…
あと、私を見つけてくれてありがとう…そうじゃなかったら私…」
勇輝の細くて長い指が、私の言葉を制するように、唇にそっと触れた。
『もう何も言わなくていい…優季…助かって良かった。』
安堵の表情を浮かべる勇輝だったけれど、疲労の色は隠せない様子だった。