何度でも Lovin' you!~season 2~
でも、勇輝は首を振って、私の頭をくしゃっと撫でると、
『あんまり気ばっかり遣ってると、疲れるぞ!俺、ギリギリまで優季の側にいたいんだ。
だって、今日はお前の誕生日だろ?』
そうだった…
昨日までは覚えていたのに、意識を失ってからそんなことすっかり頭から抜け落ちていた。
去年の誕生日は、勇輝と一緒にケーキを作って、色々サプライズがあったけれど、勇輝や洋子主任、ホストのみんなの気持ちが嬉しくて、心温まるバースデーパーティーだった。
私の勇輝に対する気持ちに気づいてから1年という月日が流れていた。
あの日から、私の中で勇輝は憎らしいくらいに中心にドカッと鎮座している。
本当に憎らしいくらいに…