何度でも Lovin' you!~season 2~
☆第7章☆ 思い出の… Mix side.
─side.勇輝
逃げるように病室を出た。
やっぱりまずかったよな…?
優季の寝顔を見ていたら、急に
キスしたくなって…
そう思ったら、勝手に体が動いていた。
寝ていたから気づいてないかもしれないけれど、
元気だったら、確実にぶっ飛ばされていた…。
優季の奴、華奢なわりにけっこう腕力あるからなぁ…
『アンタ、まだいたの?
早く行かないと透に怒鳴られるわよ!』
仕事上がりの洋子さん、これから優季の様子を見に行くようだ。
「言われなくても、行きますって!!!」
急いでこの場から立ち去ろうとすると、
『勇輝、アンタさぁ、野島が寝ているのをいいことに、寝顔にチュ〜!なんてやってないわよね?』