何度でも Lovin' you!~season 2~
ドキッ!
振り返ると、洋子さんの不気味な笑顔が俺を捕らえていた。
「そ、そんなこと…やるわけねぇだろっ!
お、俺は、忙しいんだから、かっ、からかわないでくださいっ!」
これ以上いたら、墓穴を掘りそうだ…
俺は急いで病院を後にした。
『…ったく、まだまだ子供ね…かわいいじゃないの?』
なんて洋子さんに言われているなんて、知る由もない俺だった。
店の出勤時間には何とか間に合った。
仮眠も取れたし、復活できた。
昨日、休んだ分を取り返さないと…
いくらNo.1といえども、油断をすれば足元をすくわれる。
落ちていくのは簡単なこと、
トップをキープするのは並大抵のことではないのだから。