何度でも Lovin' you!~season 2~
確かにその通りだ。
いくら私がこの病院の看護師でも、今は入院患者のひとりにすぎないのだから。
それにもし、他の病院での入院だったら、おとなしく患者に徹して治療に専念していただろうから…
洋子主任は、フッとため息を吐くと、
『仕事の心配してくれるのは、ありがたいけれど、アンタは他にも考えることがあるんじゃないの?
アンタのお母さん…宮園社長とはその後どうなのさ?』
お母さんは、私が眠っている夜中に様子を見に来ているようで、意識が戻った直後に会ってからは一度も会っていない。
お母さんが来た後には、本や雑誌、真新しい着替えが病室に残されていた。
忙しいから仕方がないのかもしれないけれど、お母さんと会って話がしたい。
話さなければならない…
そう思っていた。