何度でも Lovin' you!~season 2~
そうは思っても、眠いことには変わりない。
手をつねろうが、頬を叩こうが、
眠いものは眠い!!!!
そう簡単に目が覚めるなんてことはない。
「そうだ、和磨くんに言って、コーヒーもらってこよ。」
そう思い、ベッドルームから出ようとすると、
『……優季、待って。』
背後で桜庭さんが呼んだ。
点滴が効いてきたのか、表情に明るさが出てきた。
ベッドサイドに戻ると、
「気分はいかがですか?」
問いかけると、桜庭さんは笑みを浮かべて、
『だいぶ楽になったよ。
ありがとう優季。』