何度でも Lovin' you!~season 2~



そうは思っても、眠いことには変わりない。


手をつねろうが、頬を叩こうが、


眠いものは眠い!!!!


そう簡単に目が覚めるなんてことはない。


「そうだ、和磨くんに言って、コーヒーもらってこよ。」


そう思い、ベッドルームから出ようとすると、


『……優季、待って。』


背後で桜庭さんが呼んだ。


点滴が効いてきたのか、表情に明るさが出てきた。


ベッドサイドに戻ると、


「気分はいかがですか?」

問いかけると、桜庭さんは笑みを浮かべて、


『だいぶ楽になったよ。

ありがとう優季。』



< 266 / 273 >

この作品をシェア

pagetop