何度でも Lovin' you!~season 2~
ラ、ラッキー!!!
朝から優季に会えるなんて、何て今日はいい日なんだ。
『ほらっ、早く!!!』
優季に急き立てられながら車に乗り込むと、すぐに発進した。
「昨日はケーキ、ありがとう。
あと、ウコンドリンクも…」
優季は俺の顔を見ることなく、まっすぐ前を向いたまま、
『どういたしまして、見たところ二日酔いじゃなさそうだから、あれってやっぱり効くんだ。』
なんて愛想のない言葉が返ってきた。
「もしかして俺、実験台?」
念のために聞いてみると、
『そうねぇ…そんなところかしらね。』
なんて涼しい顔で優季は言った。
相変わらず冷たいし、素っ気ない態度…
でも、第一印象最悪だった俺を毛嫌いしていた頃に比べれば、話もするようになったし、ほんの少しは進展しているのかも…
と、思いたい。