何度でも Lovin' you!~season 2~
「お邪魔しまーす!」
勝手知ったる優季の家。
勝手にパンをトースターで焼き、
勝手に冷蔵庫から牛乳を出してコップに注ぐ。
『お鍋に昨日作ったスープがあるからそれ食べて。』
「ラッキー!!!」
勝手に温めてカップに注ぐ。
「いっただっきまーーす!」
そう言って、勝手に食べる。
「さっきから、工事現場みたいな音がしたけど、何やってんだ?」
俺の素朴な疑問に、優季はムッとした顔で、
『何って、アンタのリクエストに応えて、ケーキ作ってやってるんでしょ?』
そう言って、俺にハンドミキサーを見せると、卵を泡立て始めた。