何度でも Lovin' you!~season 2~



『キミは確か、保育士志望だったよね?』


教授は、タバコを燻らせながら
俺をじっと見つめた。


「はい、将来的には保育園を設立したいと思っております。」


教授はフッと笑った。


でもそれは、バカにしたような笑いではなく、好意的なものに感じられた。



『永瀬くん、キミのことは学生の頃からこの研究室で見てきた。

大学を首席で卒業するほどの優秀な頭脳を持ち、大学院生になってからも、熱意を持って研究に取り組む姿は、学生達にもいい刺激を与えてくれた。

私としては、卒業してもこの研究室に残って欲しいと思っている。

永瀬くん、私の助手になってくれないだろうか…?』


教授の熱意溢れる眼差しが俺を捕らえた。



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