何度でも Lovin' you!~season 2~



『あなたがホスト通いしているなんて…どういうことなの?』


そう言うと、優季に冷たい視線をぶつけた。


えっ!?


社長の言葉に、優季はショックのあまり、言葉を失った。


「社長、違うんです。彼女は私の客ではありません。私が住むマンションの隣の…『いいのよ、勇輝、庇わなくても。優季、もしかしてあなた、私が毎月送っているお金で遊んでいるんじゃないの?』


俺の話も聞かず、強い口調を優季に浴びせかけた社長は、信じられないといった顔を見せると、頭を抱えた。


『優一さんは…あなたのお父さんは何をしているのかしら…?

自分の娘がホスト通いしていても平気だっていうの…?』


社長の言葉は、鋭いナイフのように優季の心を突き刺し、傷つけていく…




< 77 / 273 >

この作品をシェア

pagetop