何度でも Lovin' you!~season 2~
「優季!!!」
立ち上がり、追いかけようとした。
でも、
追いかける前に、これだけは伝えなくては…
そう思い、社長に視線をぶつけた。
「何度も言いますが、優季は俺の客ではありません。俺が本気で心を寄せるたったひとりの女性です。
といっても、彼女は、何度想いを伝えても、迷惑がって振り向いてはくれませんけど…それでも、俺にとって彼女は、優季は大切な存在なんです。」
社長は、フッとあきれたように笑うと、
『あなたってホストのくせに、女性を見る目がないのね。』
そう言うと、威圧的に、氷のような冷え切った目で俺をじっと見据えた。