何度でも Lovin' you!~season 2~
堪えていた涙が一気に溢れ出た。
もう自分でも抑えきれない。
「本当は…寂しかった…
お母さんがいなくなって、授業参観も運動会も学芸会も、他の友達にはお母さんが来ているのに、私はいつもひとりだった…」
勇輝は、黙って小さく頷きながら話を聞いてくれた。
「中学に入ってから、友達のお母さん達が『優季ちゃんは、お母さんがいないから絶対不良になる。』なんて話をしているのを聞いちゃって、すごく悔しかった。
不良になんて絶対なってたまるか!!!って思った…
お母さんがいなくたって自分はちゃんとできることを証明したくて、必死になって勉強して見返してやったし、部活も頑張った…でも、虚しかった。」