いとしのかずん
「本当に下宿させてもらっていいの? 叔父さん……」
「うちはかまへんで。ぎょうさん家賃払ろてもろたらな、かっかっかっ!」
高らかに笑う父。
「ぎ…ぎょうさん……」
敦美は若干ひるんだ表情を浮かべるも、母の
「なにもー、気にしないでいいからー」
という一言に、ほっとした様子で
「な、なら……そだな…3月の中頃から来ていい?」
と、母に言った。
「ああ、うちはいつでもいいわよー、ええと3月ね? んじゃあ、それまでに2階のお部屋を片付けんといかんねえ……」
「なら、よろしくお願いします、叔父さん叔母さん」
敦美は箸を置き、あらたまって頭を下げた。
ここに、敦美の下宿契約が成立したのだった。
「うちはかまへんで。ぎょうさん家賃払ろてもろたらな、かっかっかっ!」
高らかに笑う父。
「ぎ…ぎょうさん……」
敦美は若干ひるんだ表情を浮かべるも、母の
「なにもー、気にしないでいいからー」
という一言に、ほっとした様子で
「な、なら……そだな…3月の中頃から来ていい?」
と、母に言った。
「ああ、うちはいつでもいいわよー、ええと3月ね? んじゃあ、それまでに2階のお部屋を片付けんといかんねえ……」
「なら、よろしくお願いします、叔父さん叔母さん」
敦美は箸を置き、あらたまって頭を下げた。
ここに、敦美の下宿契約が成立したのだった。