いとしのかずん
「さあてと、次はどこ見ようかなー」
喫茶店から出ると、敦美は左右を見渡し、各階ごとの案内板を見つけると、すかさずそこに直行した。
「あ、2階はいろんなお洋服屋さんがあるー」
と、案内板を指差し確認している。
「ねえ巧、ちょっと、あたし二階に行きたいんだけど一緒に行かない?」
敦美は、そう提案する。2階といえば、女性のファッションフロアである。普段、ほとんど1人で来ることの多い俺は、2階のフロアに足を踏み入れたことなかい。洋服だけならともかく、ランジェリーだのネイルサロンだのと、女性相手のショップが立ち並んでいて、男が1人で行く場所ではないからだ。
喫茶店から出ると、敦美は左右を見渡し、各階ごとの案内板を見つけると、すかさずそこに直行した。
「あ、2階はいろんなお洋服屋さんがあるー」
と、案内板を指差し確認している。
「ねえ巧、ちょっと、あたし二階に行きたいんだけど一緒に行かない?」
敦美は、そう提案する。2階といえば、女性のファッションフロアである。普段、ほとんど1人で来ることの多い俺は、2階のフロアに足を踏み入れたことなかい。洋服だけならともかく、ランジェリーだのネイルサロンだのと、女性相手のショップが立ち並んでいて、男が1人で行く場所ではないからだ。