それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜
すっかり、坂上くんへ出したインスタントコーヒーは冷めてしまった。
でも坂上くんは嫌な顔一つせずに、一滴残さず飲んでくれた。
「先生の煎れてくれたコーヒー残すわけねえじゃん!冷めてても旨かったよ。」
キラキラした笑顔でそう言って、クッキーに手を伸ばす。
「このクッキーもイケる!先生ん家ハズレねーな!」
「まーね。」
坂上くんはあるモノに目を止めた。視線の向こうはテレビの横の4枚の写真が入る写真立て。
「これが、ホストファミリー?」
そう。4枚とも6年前にロンドンへ留学した頃の写真。クリスマスのホームパーティー。あとはハロウィーンの写真も右隣にある。
下段は私の誕生日のパーティーとその左隣はお別れ会
楽しい半年間が昨日のことのように思い出させる。
でも坂上くんは嫌な顔一つせずに、一滴残さず飲んでくれた。
「先生の煎れてくれたコーヒー残すわけねえじゃん!冷めてても旨かったよ。」
キラキラした笑顔でそう言って、クッキーに手を伸ばす。
「このクッキーもイケる!先生ん家ハズレねーな!」
「まーね。」
坂上くんはあるモノに目を止めた。視線の向こうはテレビの横の4枚の写真が入る写真立て。
「これが、ホストファミリー?」
そう。4枚とも6年前にロンドンへ留学した頃の写真。クリスマスのホームパーティー。あとはハロウィーンの写真も右隣にある。
下段は私の誕生日のパーティーとその左隣はお別れ会
楽しい半年間が昨日のことのように思い出させる。