それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜

だからね、私はずっとここにいたい。
教師として決して素晴らしい人材じゃないけど、でも私は誰よりもこのクラスが大好きだから、みんなが大好きだから、だからね、ここにいたい。

「ミカ、」

振り向くと、そこにはジャスティンがいた。

「体育祭の練習?」

「うん。」

「―今、ミカはいい顔してる。ここんところずっと、悲しい顔してたけど。」

彼は、いつも私を見守ってくれてる。責めることなく、ただ微笑んで。

「ねぇ、私…ここにいていいのかな?」

私なんかが、2Cにいていい?坂上くんの隣にいていい?あなたの傍にいていい?

「…いいんだよ、いて。ずっとここにいていいんだよ。」

ジャスティンはそう言って私の頭を撫でた。いつも、いつもそうしてくれるあなたにいつも甘える私は全然進歩してない。
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