それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜
「先生、来て!」
いきなり腕を掴まれた。
顔を見なくても声だけで分かる。この大きなごつごつした手でわかる。
坂上くんだ。
「えっ?」
「借り物競争っ!」
反対側の手に握られた紙。その紙に、一体どんなことが書いてあるの?
『2C速いです!2位との差をぐんぐんと広げ、堂々の首位で…ゴール!!』
「ところでお題は?」
そう聞かれて、坂上くんは紙を広げる。そこに書かれていたのは、
「"色白美人教師"っす」
「はい!いいでしょう!これはサービスお題でしたようですっ!」
「…先生、あいつと何話してたの?」
私だけに聞こえるような小さな声でそう問い掛ける坂上くんが可愛くて、思わず頬が緩む。少し膨れっ面な坂上くんを見ると、ついついいじめたくなっちゃう。
「…私の彼氏に立候補しますって。」
「は?嘘つけ。」
「本当だよ?」
いきなり腕を掴まれた。
顔を見なくても声だけで分かる。この大きなごつごつした手でわかる。
坂上くんだ。
「えっ?」
「借り物競争っ!」
反対側の手に握られた紙。その紙に、一体どんなことが書いてあるの?
『2C速いです!2位との差をぐんぐんと広げ、堂々の首位で…ゴール!!』
「ところでお題は?」
そう聞かれて、坂上くんは紙を広げる。そこに書かれていたのは、
「"色白美人教師"っす」
「はい!いいでしょう!これはサービスお題でしたようですっ!」
「…先生、あいつと何話してたの?」
私だけに聞こえるような小さな声でそう問い掛ける坂上くんが可愛くて、思わず頬が緩む。少し膨れっ面な坂上くんを見ると、ついついいじめたくなっちゃう。
「…私の彼氏に立候補しますって。」
「は?嘘つけ。」
「本当だよ?」