俺様王子と強気なお嬢様
すると王子は目を見開き、綺麗なはちみつ色の瞳を…私にむけた。
そんな真っ直ぐな綺麗な瞳が驚いたように見開かれる。
彰「…お前何泣いてんだよ。」
え…
私が?泣く??
一体何が悲しくて泣くのよ。
別に悲しいことなんてないじゃない。
私はそう思いながら頬に
手を当てる。
本当だ、濡れてる…
コイツに言われるまで気がつかなかった……
彰「まさか、俺様に言われたことがそんなにショックだったとか?」
王子は唖然とする私に
小馬鹿にしたように言う。