俺様王子と強気なお嬢様
私と慧お兄ちゃんの部屋は少し玄関から離れている。


なんかセキュリティーがなんたらだからっていってた。


うちってお客様が多くて危ないんだって。

うちは自慢みたいで嫌だけど正直広い。


だからすごく部屋まで遠いの。


春斗なんて時々ぜえぜえしながらくるもの、笑っちゃうでしょ?


私はそんなふうな春斗を想像してクスリと笑う。


春「みー、なんで笑ってるの?」


不思議そうに春斗が私の顔を覗く。


み「んー、秘密かなー」

あまりにも春斗がかわいかったから少しからかってみる。


春「なんだよ、みーが俺に秘密とか‥‥」


そんな風にいじける春斗はやっぱり可愛くてまたクスリと笑う。
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