俺様王子と強気なお嬢様


王子はゆっくりと、私との距離を縮めていく。


私はそれに合わせてまたゆっくりと壁へと下がる。



―トンっ―


ついに後ろの壁と背中がくっついた。


そしてほんの目の前にはニセ王子が迫っていた。
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